武蔵府中郷土かるためぐりの一つです。
ここから頂上の浅間神社に向かう道の両側にムサシノキスゲが群生している。
5月始めに花が咲くが咲いている期間はかなり短いので、花を見たいならこまめにチェックした方がいい。
GWの連休中頃が見頃。
浅間神社の北側と西側辺りに黄色い花が点々と咲いている。
ムサシノキスゲは新緑の季節に映える黄色が美しい花です。
自生している地域を探してみると、地球上でここ府中市の浅間山のみとなっています。
この句を素直に詠むと五月の知らせとして、その香りが便りとして届いてくる様子が思い浮かびますが、本当はもっと大切なことを伝えたいのだと感じ取れます。
「ムサシノキスゲ」はカタカナですが、この句では「むさしのきすげ」とひらがなで詠まれています。
かつて「むさしの(武蔵野)」の地に広く自生していたムサシノキスゲですが、人口増加と宅地化が進み、自然が残された浅間山以外の地では絶滅してしまいました。
今はこの地でしか香りを楽しむことはできませんが、かつて武蔵野の地で生活をしていた人々は、この香りを便りに五月がやって来たことを皆で喜び、日々の生活の大切な一部にしていたのではないかと想像することができます。
時代は移り変わり、人々の生活は当時と全く異なってしまっても、この地で力強く根を張り、五月になるとその香りを風に運ばせる姿は、これからの時代も守っていかなければならないと感じさせられます。
名前 |
武蔵府中郷土かるためぐり むさしのきすげは五月のかおり |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
武蔵府中郷土かるためぐりの一つです。