名前 |
覩上山古墳群1号墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.0 |
覩上山古墳群1号墳(とがみやまこふんぐん)は、壱岐島の北東部に位置し、深江田原の水田地帯を南側に見下ろす標高84mの丘陵上に立地しています。
1号墳の約90m東側には、前方後円墳といわれている覩上山古墳群2号墳があります。
1号墳については、長崎県教育委員会が平成2年度(1990)に墳丘測量を実施しています。
測量の結果、本古墳はほぼ南北方向の主軸をもつ前方後円墳で、全長29m、後円部の高さ3.5m。
内部主体は、石室内部が一部露出しており、南西方向に開口した横穴式石室をもつものと考えられています。
本古墳から東南方向約1.4kmの位置にある大塚山古墳は、竪穴系横口式石室をもち、5世紀後半に比定されており、本古墳は主体部の構造からして、大塚山古墳に後続する、壱岐南部地域の6世紀代の地元首長の墓であることが推測されています。