山の中に、人力で石を運び入れ祀る。
平日の夕方に行きましたが駐車場はありません。
麓に神社がありましたので分かりましたが、案内板もありませんし、道標も文字が消えていました。
迷いましたが近くに路線バスの折り返し場がありましたので、バスが来ないのを時刻表で確認して停めさせてもらいました。
山頂に向かって急な道を登ると新興宗教のものらしき建物を横目で見て登った先にありました。
古墳上部にはコンクリートの建物があって中に石人がたくさんありました。
地域の方が大切にしている様子が分かりましたので、十分な配慮が必要だと感じました。
先人達は、お墓を造り弔う方法を考えつき、山の中に、人力で石を運び入れ祀る。
その時代から自然を知り尽くしていたのだと思う。
石神山古墳は、西鉄渡瀬駅の北東2.8kmほどの楠田地区の集落の中に鎮座している上楠田天満宮の本殿の裏を100mほど登っていくとあります。
標高56mに立地し、墳丘は3段築成で全長約58.5mの前方後円墳(国指定史跡)で葺石と埴輪を備えます。
明治44年5月に開墾中、阿蘇溶岩を丸彫り像の武装石人1体(重要文化財)と、大・中・小3基の(県指定)舟形石棺が発見されました。
石棺は長さがそれぞれ2.37m、1.89m、1.32mで、内部には朱が塗られていました。
副葬品は剣片、刀子片、銅釧、鍍銀銅器が出土しています。
石人は高さ1.06mで衝角付冑をかぶり、三角板鋲留短甲と草摺を着装し、赤色顔料が塗られていました。
数少ない石人を伴う古墳として極めて重要であるばかりでなく、3石棺の直葬という珍しい類型を示すものとして注目される5世紀中頃の古墳です。
八女の岩戸山古墳、石人山古墳に共通する石人が有名な古墳です。
場所がわかりにくいですが、神社横、西側の山道を約200m上がって行くと右手に納骨堂があって、そのすぐ上の小高い丘が古墳です。
説明板もあります。
5世紀中頃に造られました、前方後円墳で武装石人と舟形石棺三基が出土されました。
車、自転車でいくことは不可能に見えます行くためには上楠田天満宮横の道より上がっていくことが好ましいです。
山の中にあり、徒歩でなければ、目的地に行くのは、不可能だと思います。
また、古墳の形がそのままあるのではなく、石人とお墓が建物で保護されています。
山の中にあり、徒歩でなければ、目的地に行くのは、不可能だと思います。
また、古墳の形がそのままあるのではなく、石人とお墓が建物で保護されています。
名前 |
石神山古墳 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.6 |
国指定史跡、国指定重要文化財 県指定有形文化財 石神山古墳(せきじんさんこふん)先人達は、お墓を造り弔う方法を考えつき、山の中に、人力で石を運び入れ祀る。
その時代から自然を知り尽くしていたのだと思う。