山鹿市日輪寺のつつじ園の頂上にある4世紀頃に作製さ...
山鹿市日輪寺のつつじ園の頂上にある4世紀頃に作製されたと思われる山鹿市指定史跡の文化財の古墳です。
お寺から頂上まで登る途中の遊歩道沿いにレプリカ?の石人や石馬が5〜6体ほど置かれています。
古墳の周辺から埴輪(ハニワ)が出土する事は多くありますが、石人、石馬は福岡県八女市の石人山古墳、岩戸山古墳の周辺にも並べられていた古墳時代に武人や馬の姿を石を削って造られ古墳に埋葬された被葬者を守る意味を込めて古墳の周りに置かれた物と考えられ、ここの石人の中には背中に靫(ゆぎ)(弓の矢を入れる箱の様な入れ物)を背中に背負っている石人もいます。
山鹿市の県立装飾古墳館にも石人、石馬が展示してあり見ることが出来ます。
埴輪と同じ様に古墳周辺に石人や石馬を並べる装飾は全国的にみると九州北部のみに見られるとても貴重な文化財です!頂上の古墳は墳丘部分が削られ造られた当時よりだいぶ小さくなっていますが、山鹿市一帯を見下ろすこの場所に造られたと言う事は当時この土地周辺一帯を統治していた有力者の墓だと考えられます。
因みにこの頂上から巨石で有名な不動岩も見ることが出来ます。
なぞのばしょ。
山頂にあり、長閑なロケーションで、そこから見える景色は素敵です。
お散歩しながら、ゆらりと登られるといかがでしょう。
(以下、山鹿市史・上巻を参考にしてます)日輪寺にツツジ公園を作る際に見つけられたそうで、発見後調査をされる時には、すでに墳丘の大部は破壊されていたが、直径約20~25㍍、高さ約4~5㍍程の古墳であったようで、あるいは前方部を北に向けた前方後円墳ではなかったかと調査された方は推測されています。
主軸をほぼ南北にとる竪穴式石室で、山鹿盆地をとりまく古墳群中で、竪穴式石室をもつものは、ここ一例だそうです。
築造の年代は、遺物が刀子片だけであるので的確な推測できないが、「山頂にあること」「地山に掘り込んだ長方形の細長い竪穴式石室墳であること」などから、[ 四世紀後半から五世紀初め]のものであろうとされている。
地味ですが頂上にあります。
名前 |
竜王山古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
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ツツジの時期もいいが軽いトレッキングの練習にも最適な高さで入口にある日輪寺も歴史をたくさん感じられるお寺ですよ👌