式内社の豊姫神社の論社とされる神社です。
赤司八幡大神宮は太宰別府で、もともと三女神(田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命)が降臨した本跡であると云われています。
さらに応神天皇が誕生された霊地で、筑紫中津宮でもあります。
当社は筑紫中津宮と称していましたが、神功皇后が妹の豊姫を神形代として立てたことから、人々は豊姫之宮と呼ぶようになりました。
豊姫命は武内宿禰の妻でもあります。
その後、この地の重要さから勢力者達の争奪の場となり、時代とともに社号は八幡神社、赤司八幡神社と変遷しました。
神功皇后ゆかりの神社⛩️かつては赤司城があり重要な拠点となっていた地域。
境内はきれいに手入れしてあり、氏子さんたちに大事にされていることが伺えます。
ベンチに座ってのんびり出来ました😀駐車場はありませんが、すぐ側の公園の駐車場に停めると良いです🎵
毎年9月15日に花火大会がある、規模は小さいが、間近で見られ、迫力満点。
扁額は「八幡神社」なのに、その昔は式内社「豊比咩神社」であり、「道主貴」として「與止比賣」を祀るという。
道主貴(みちぬしむち)とは宗像三女神のことで、なのに宗像神社とは言わない不思議な社。
更にその前は「筑紫中津宮」と称したとも。
駐車場もトイレも無い。
隣の赤司運動公園を利用。
赤司運動公園は赤司城の成れの果てらしく、取り囲むように流れる川が外堀の一部であったらしい。
当社に向かい合って寺が立ち、寺では西を向き、当社では東を向いて拝礼するよう配置。
なるほど。
拝殿の向拝に凝った彫刻を施すものの、本殿は建て替えられたのか、さして特徴はない。
神殿背後に何やら、木の生えた塚。
日本書紀、神代紀の一書に曰く。
…日神、先づ其の十握劒食し化生りませる兒、瀛津嶋姬命、亦の名は市杵嶋姬命。
又、九握劒食し化生りませる兒、湍津姬命。
又、八握劒食し化生りませる兒、田霧姬命。
…卽ち以て日神が生みたまふ所の三女神は、葦原中國の宇佐嶋に隆居せしめ、今は海北道中に在り。
號けて曰く道主貴、此れ筑紫水沼君等が祭神是也。
この宗像三女神は一般に、宗像大社の神とされる。
当社もそれは否定せず、ただ道主貴とは当社の神であるという。
高良大社下宮であるとも。
豊比咩u003d道主貴u003d高良神とする主張であろうか。
豊比咩命というと、田川の採銅所に鎮座する古宮八幡宮に同名の神を祀る。
香春大社の元宮ともされ、更にその元は香春第三岳の神だったとも。
採銅所の銅は、宇佐放生会に奉納する神鏡に使われた。
また、安心院の三女神社では、水沼君が奉斎した旨の説明が有り、どうやら宇佐との繋がりがあったようだ。
御祭神は左 與止比咩命 高良大神中 道主貴 止譽比咩命 八幡大神右(三女神)息長足姫命 住吉大神とする。
『郡書類従』所収の『延喜式神名帳頭注』に曰く。
風土記に云ふ。
人皇卅代欽明廿五年甲申冬十一月朔日甲子。
肥前國佐嘉郡、與止姬神の鎮座有り。
一名、豐姬。
一名、淀姬。
これは佐賀大和に鎮座する河上神社のことであろう。
トヨ姫を與止姫と記すのは、ここから来ているのではないか。
しかし『頭注』は後世に註釈されたものだし、同じ有明海沿岸とはいえ勢力圏が違うし、当てになるものか。
式内社の豊姫神社の論社とされる神社です。
お城の跡でもあります。
城跡とは思えない平坦な土地にあります。
神話まで遡る伝承が残っているたむめ、かなり古くから祭祀が行われていたようです。
御祭神道主貴(三女神)・止誉比咩命・與止比咩命・息長足姫命・八幡大神・高良大明神・住吉大明神三女神降臨地となり筑紫中津宮と称された。
三女神を古くから祭ったのが水沼の君らであった。
またこの社には神功皇后が妹の豊姫命を神形代として立てた伝承も残る。
応神天皇の出生比定地筑紫の蚊田となる。
景行天皇の時代には筑紫を案内した猿大海の屋敷があったそうだ。
地理的に古代に生きた先人達が交錯する重要な地だったのだろう。
当社を含む周辺は中世平城の赤司城跡となる。
2017.4.9思ってたより広いですブランコやジャングルジムがありました。
道路はさんだ向こう側にトイレあります。
名前 |
赤司八幡神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0942-78-3082 |
住所 |
|
評価 |
4.4 |
赤司八幡宮は、延喜式内社でもとは豊比咩(トヨヒメ)神社といい、延長二年八幡大神を合祀しました。
延喜式神名帳に「御井郡大二座小一座、高良玉垂命神社(名神大)豊比 咩神社(名神大)伊勢天照御祖神社(名神小)とあり、かつては高良玉垂命神社u003d高良大社とならび立つ名神大社でした。
拝殿の破風には、龍が上下にあり、間に鳥がいます。
八幡神社の扁額は、物部系神社に多い形で、鳥と牡丹が両サイドにあります。
拝殿の彫刻には、龍、波乗り兎、ぶどう、牡丹などがあります。
千木は縦削ぎです。
境内の由緒書きの主祭神 止誉比咩(豊姫)は豊玉姫です。
お父さんの豊玉彦(龍や鳥)、祖父の大幡主(波乗り兎)、義父の月読尊u003d大山祇(ぶどう)の彫刻もありますので。
ここの八幡様は応神天皇ではなく、正八幡大幡主(熊野速玉、神皇産霊尊)のようです。
豊玉姫の祖父です。