こちらから毎日響く鐘の音は鳴水の象徴の1つです。
帆柱新四国 第三番札所本尊 観世音菩薩『 平等寺由来 高嶽山平等寺は、禅宗の一派である「黄檗宗(オウバクシュウ)」の禅寺で、宗祖は中国明末の高僧隠元隆琦禅師である。
大本山は京都府宇治市五ケ庄にある黄檗山萬福寺である。
御本尊は奈良時代行基菩薩の彫刻と伝えられる観世音菩薩、脇仏は釈迦如来と阿弥陀如来である。
この寺の開創は古く、その歴史は定かではないが鎌倉時代のはじめ建久五年(一一九四年)に花尾城主麻生氏が入国して再建され寺運は盛んとなったが、天正十五年(一五八七年)豊臣秀吉の九州平定で、麻生氏が滅びて後、漸次衰微荒廃して小堂を残すのみとなった。
年を経て、宝暦四年(一七五四年)豊前国広寿山塔頭(タッチュウ)資楅庵湛堂禅師は行基菩薩名作の徳を感じて、鳴水村庄屋古海与七とはかり、堂宇を再建し、広寿開山即非禅師染毫金文扁額「平等寺」を掲げた。
明治初年までは寺運の盛んであったこの寺も、その後廃仏毀釈に遭って、住職の常住しない時代もあったが、檀信徒の方々により護持され、年を追って寺門復興をたどり今日に至っている。
帆柱四国第三番の霊場である当時の境内裏山には、八十八体余の石仏群が安置され、弘法大師が祠られた大師堂がある。
北九州でも、これ程由緒ある石仏群の安置された寺院は、稀であろう。
昭和三十六年 本堂庫裏再建昭和四十三年 納骨堂建立昭和四十九年 梵鐘新鋳昭和五十二年 山門塀建立昭和五十三年 帆柱四国第三番 霊場改修整備昭和五十五年 裏参道新設昭和五十六年 五重の塔建立 平等寺歴代住職勧請開山 即非一禅師 開山 法雲洞禅師 二代 彗開哲禅師 三代 湛堂収禅師 四代 證音秀禅師 五代 祖門梁禅師 六代 物外秀禅師 七代 観照眞禅師 八代 鶴瑞祥禅師 九代 孝泉得禅師 十代 照豊輝禅師 十一代 憲明章禅師 近くの黄檗宗名刹長崎の四福寺、崇楅寺、興福寺、楅済寺、聖楅寺小倉の広寿山福聚寺(小笠原公菩提寺)福岡の千眼寺 (黒田公菩提寺)柳川の福厳寺 (立花公菩提寺)萩の東光寺 (毛利公菩提寺) 』
名前 |
平等寺 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
093-631-2001 |
住所 |
〒806-0051 福岡県北九州市八幡西区東鳴水5丁目3−2 |
評価 |
4.0 |
こちらから毎日響く鐘の音は鳴水の象徴の1つです。
貴船神社と並んで風情のあるところです。