古宮八幡神社の元宮ともされる場所。
宇佐神宮の元宮とされる香春神社の元宮の古宮神社の元の場所。
香春神社解文(弘安10年1287成立)に「日置絢子が採銅所内にある阿曽隈を崇拝し奉る。
降って元明天皇御宇・和銅2年、新宮(香春宮)に勧請し奉る。
是香春也。
本新両社と号す」とある。
「日置氏」は渡来系で太陽祭祀と火に関わった。
製鉄し、須恵器を作った。
須恵器は、ろくろを用いて、登り窯で高温で焼く。
5世紀頃、伽耶から日本列島に伝わったとされる。
陶芸の町として名高い香春の窯の始まりに日置氏が関わったのかもしれない。
日置(ひおき、ひき、へき)という地名は山口、鹿児島、宮崎 他 各地に残り、出雲にも日置部があった。
日置の名前の残るところには遺跡が多い。
熊本県の菊池川流域でも日置氏が栄え、江田船山古墳も日置氏ではないかと考えられている。
日置氏は熊襲征伐の最高司令官で玉名の郡司となった。
江田船山古墳は筑紫君の配下の首長の墓だと考えられている。
日置氏はいつからヤマトについたのか?技術者集団として権力の行方がどうなろうとも重用される氏族だったということか?製鉄だけでなく、香春で青銅器を作ったのだろうか…
坂を5分~6分ぐらい歩いて登っていく必要がある。
線路の下をくぐり、立ち入り禁止の看板を超えて、道のカーブの部分にまで行くと左に入る看板がある。
そこから50m登っていくと跡地にたどり着くことができる。
名前 |
史跡 阿曽隈社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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古宮八幡神社の元宮ともされる場所。
道路から登っていくと、なかなかきつい。
現地には石の祠と標柱はあるが、説明板などはない。