通りすがりに立ち寄った、よくわからない神社。
通りすがりに立ち寄った、よくわからない神社。
道の先に鳥居を構え、実にそれらしい森があって、神門の左右にダンシングな仁王像を配置したり、巨木が聳えていたり、横あいに立派な楼門があって梁をクベーラ(毘沙門天の元ネタ)が支えていたり、背後に天満宮、そのまた背後に金比羅宮があり、天満宮がどう見ても厳島神社の造りだったり。
保元3年、天大将軍宮を創始。
經津主神・武甕槌神・天御中主命・高皇産靈命・神皇産靈命・保食命を祀る。
江戸時代に遷座。
牛頭宮に素戔嗚尊を祀る。
江戸時代に遷座。
住吉宮に表筒男命・中筒男命・底筒男命を祀る。
ヒンズー寺院に於けるクベーラ/ヴァイシュラヴァナはヤクシャ(夜叉)の王であり、北方を守護するローカパーラの一柱である。
ゆえに東西南北のうち北門の守護…とかだったら、話は解るのだが。
見た限りでは、この一柱のみ飾るようだし、方角も違う。
この楼門は横手に立ち、東を向いている。
…なんで?調べてみると「天大将軍」は観音経の一節にあった。
応以天大将軍身。
得度者。
即現天大将軍身。
而為説法。
唐天竺では理想の帝王を指すらしい。
大自在天(シヴァ)や毘沙門天(クベーラ、夜叉の王)などと並べている辺り、必ずしも良い意味とは限らない。
陰陽道では方位を司る星神で、方忌の原因となる恐ろしい凶神。
鬼門封じ的な役割があったのか?河口近くに位置する当社はどちらかというと、湊の神が相応しいように思えるが。
当社の背後に天満宮があり、そのまた北方の河原に金比羅宮があった。
何か関係有りそうだけど、何も解らなかった。
名前 |
岐部神社(岐部社) |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
4.2 |
氣持ちの良い神社です。