名前 |
矢代の渡し跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
屋代宿と善光寺方面に通じる北国街道で千曲川を南北に渡るのが「矢代の渡し」。
その昔の北国街道は、南の屋代で千曲川右岸(河東)を通り迂回する松代道(北国東脇往還)と分岐し、対岸の篠ノ井は、中山道の洗馬宿へ西国と通じる(善光寺西街道)と交差する交通と物流の要所であった。
また、千曲川舟運の終点もここにあり、日本海からの海産物が陸揚げされ、伝馬によって東西南北へ運ばれた。
今では、国道18号線、旧JR信越線と北陸新幹線が並行し千曲川を渡っているが、明治11年(1878)明治天皇北陸巡幸の折にはまだ篠ノ井橋ができていなかったため、明治天皇を板に載せ軻良根古神社の宮司らが担いで千曲川を渡ったという。