金子みすゞのお父さんが檀家であった事。
古式捕鯨で栄えた長門市通地区にある向岸寺で300年以上続く、伝統の鯨回向。
鯨回向は延宝7年(1679年)、向岸寺五世の讃誉上人が捕らえられた鯨の回向を行って以来、今日に至るまで継承されており、鯨漁の終わる春に行われてきたことから現在でもこの時期に毎年開催されています。
青海島鯨墓元禄5年(1692年)「鯨1頭取れれば7浦が賑わう」延宝7年(1679)、通・向岸寺の五世賛誉上人は、隠居所の清月庵に観音堂を建立して、捕獲した鯨の回向を始め、元禄5年(1692)には、鯨組網頭の手によって鯨の胎児の墓を建立した。
鯨墓には「南無阿弥陀仏」の六字名号の下に次のような文言が刻まれている。
「業尽有情 雖放不生」/「故宿人天 同証佛果」- 業尽有情 雖放不生 - / - 故宿人天 同証仏果 - 前世の因縁で宿業が尽き果てて捕らえられた鳥獣は、放してやったところで生きてはゆけない。
故に成仏できる人間の中に取り入れられて、同化して仏果(成仏)をするのがよい。
意外と知られてないが、金子みすゞのお父さんが檀家であった事。
それと通地区関係の人しか知らないであろう通地区に日本海側に漁港があり、向岸寺からは段の港の全景が見えるし、萩市沖の島もいくつか見える事。
長門市から萩方面が見えるのは、ここだけかも?
お墓参りに行きました。
大きい、木魚が、ある。
昔 自由研究で、鯨の過去帳について調べました。
親切に過去帳を見せてもらいました!
鯨の位牌と過去帳を安置するお寺。
県の有形民俗文化財に指定されている。
捕鯨の廃絶した現在も墓、過去帳、位牌と三位一体で毎年鯨の法要がなされている。
名前 |
浄土宗 向岸寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0837-28-0064 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.0 |
毎年 鯨の供養があります。
人間だけでなく命を頂いた物に対する感謝が感じられますね。