ここを訪れる前に保命酒の存在を知った。
ここを訪れる前に保命酒の存在を知った。
そして、ここがその発祥の地というか、それを作った中村氏の建物だと知ったときは不勉強の利得を感じた。
勉強していなかったからこそ味わえた感激だ。
その後に買い受けた太田氏がいたからこそ、今でもこのような荘厳な現存に出会うことができる。
と、思っていたら、その太田家の子孫の方が真向かいに住んでいらっしゃるとか(笑)。
建物やその歴史はもちろん立派なのだが、それを滔々と語り明かしてくれるボランティアガイドの女性の地元愛はこちらが引いてしまうほど立派だった(爆)。
思わず「太田さんのお身内ですか?」と尋ねてしまったほどに。
これが身内ではなく単なるボランティアというからさらに驚きだった。
いいですねぇ、地元愛。
この地のことを地元の方々は「鞆(とも)」と呼んでいた。
小雨の降る寒い日だったので、次回は快晴の暖かい日に是非訪れたい。
(2017_11_22)
主にこの建物の歴史や特徴と保命酒の事を簡潔且つ丁寧に解説してくれて、その後は自由に見学・撮影させて頂きました。
面白いギミックやお洒落なポイント等も解説のおかげで見落とさずに済みました。
国の重要文化財 太田家住宅 福山市鞆の浦江戸時代、鞆に移り住んだ中村某がこの地で薬用酒(保名酒)をつくりはじめた。
やがてその人気は福山藩、そして徳川家へと広がり、御公儀から専売権を担保されるほどとなる。
多くの富と財を築くが、廃藩置県に伴い専売権がなくなると衰退していき、やがて廃業となる。
明治期に、そのままを引き受けたのが太田家であり、いまも大切に保存されています。
鞆の浦は常夜燈も有名ですが、是非この太田家住宅も併せてご覧ください。
鞆の浦、常夜灯近くにある太田家住宅。
鞆の歴史的にも、日本家屋がいかに優れた構造物であるかを学ぶという観点においても、鞆の浦に来たら一度は訪れておきたい場所。
元は中村家が住んでいたというが、鞆の浦が栄えていた時代の由緒ある家柄ゆえの財を尽くした作りになっているだけではなく、機能性、デザイン、お客様をおもてなしする心が随所に表されています。
是非、ガイドの方にご案内していただいて見学されることをオススメします。
分かりやすく説明すると、中村さんて言う方が鞆の浦で保名酒を作り始めだそうです。
幕府からの独占的な販売を許されていた頃に莫大な利益を得てこのお屋敷を建てたそうです。
天井、床、畳、梁など全てが贅を尽くした建物です。
鞆の浦では空襲を受ける事が無かったので、貴重な建物がそのまま残ったそうです。
明治の頃だったと思いますが、太田さんがこの家を買い取ったので、現在でも太田家住宅として見学が出来るそうです。
まぁ、すごい家なんですね。
太田家住宅では毎年春にひな壇の公開があります。
素晴らしい文化財ばかりで思わず見とれます。
鞆町では街をあげてひな祭りを行いますので、他の住宅でも素晴らしいひな壇が見れます。
この時期はぜひ鞆町にお越しください。
周辺の街並みは美しいです。
素晴らしき瀬戸内の町!かつて栄華を残す町ずーっと残して欲しいと切望。
係りの方が丁寧に説明してくれます。
歴史を感じる街並みに溶け込む文化財。
江戸時代の商家の造りや、この建物の特徴の説明を聞きながら見させてもらいました。
非常に良い体験でした。
名前 |
太田家住宅 |
---|---|
ジャンル |
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電話番号 |
084-982-3553 |
住所 |
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営業時間 |
[月水木金土日] 10:00~17:00 [火] 定休日 |
関連サイト | |
評価 |
4.2 |
◎古建築好きにはたまらない邸宅⚫︎江戸時代の豪商の大邸宅。
⚫︎鞆で見る価値NO1建築。
⚫︎国重要文化財指定の建築物です。
◎見所⚫︎保命酒蔵群の白壁と装飾が美しい。
⚫︎土間の床模様が江戸時代と思えぬ斬新さ。
⚫︎併せて天井の柄もイイね〜。
⚫︎小さな中庭がある間取りが素敵。
⚫︎畳の上から見る庭に癒されよう。
⚫︎純和風の木造建築に惚れ惚れする。