名前 |
国指定史跡 聖塚古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.7 |
聖塚古墳、菖蒲塚古墳(ひじりづか、あやめづかこふん)聖塚は1辺54・2m、菖蒲塚は1辺32・3mの方墳、築造時期は埴輪の形式からいずれも5世紀前半と推定。
国指定史跡。
聖塚と菖蒲塚は120mほど離れており、両古墳とも築造当時の形状をよく残している。
以下、解説板より。
「史跡聖塚・菖蒲塚古墳は、由良川の支流八田川が形成する吉美盆地に位置する二基の方墳である。
両古墳とも築造当時の形状をよく残し、古墳時代中期の大型方墳として古くから注目されてきたものである。
昭和58年度に実施された墳丘調査により、両古墳とも、段築成され、葺石・埴輪列の外表施設を有すること、また、聖塚には幅約12m、菖蒲塚には幅6mの周濠がめぐることも判明した。
さらに両古墳とも墳丘南側に造り出しが付いていることが確認され、とくに菖蒲塚古墳では、二段に突出する特殊な造り出しの形態であった。
聖塚・菖蒲塚の二古墳は、畿内的な古墳の諸要素を有しながら、墳形としては従来の方形を採用している点が大きな特徴である。
特に聖塚古墳にあっては、方墳としては全国的にみても最大規模を誇り、由良川中流域にあって古墳時代中期前半の核となる古墳である。
かつて当地に、由良川中流域を治める菖蒲塚・聖塚の二代の首長がいたことを物語っている。
」