式内社(名神大)の論社である。
加志浦からかなり離れた山中にポツンと・ひっそり佇んでいる。
祭神は太詔戸神(太祝詞神=天児屋命)と雷大臣命)とされている。
「ゆっくり時間が流れる・地元対馬の神社」と云う感がある。
「祝詞=のりと」と言う珍しい名前の神社はここ以外に、長崎県佐世保市の「祝詞神社」と奈良県天理市に「森神社=太祝詞神社」がある。
加志地区の奥部にある由緒ある神社のようです。
主祭神は賀志大明神で、男の神様のようです。
本殿、拝殿となかなか立派な神社で、地域の方の信仰を集めていることがわかります。
石造りの鳥居が一基、木製の鳥居が二基立っており、参道の両側に巨木が立っています。
銀杏の大木は幹回りだけでも大人3人分位になり、かなりの年月をかけて根を張り、枝伸ばしていったことがよくわかります。
拝殿横には江戸時代より前と思われる古い墓(仏舎利)が立っており、これが賀志大明神なのか、別の方が述べられているように雷大臣なのかは分かりませんでした。
いずれにしても、加志地区の代表的な神社であり、また、対馬の霊峰白嶽を間近で見ることができる素晴らしい神社と言えます。
名前 |
太祝詞神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
延喜式神名帳で左京二条坐神2座 並月次相嘗新嘗のうちの一座太詔戸命神(現在廃絶)の本社に比定される非常に由緒のある社。