名前 |
太田小三郎君紀功碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
古市三大妓楼の一つ、備前屋の最後の主人で、伊勢の近代化に多大な功績を残した太田小三郎を讃える碑。
昭和9年建立明治初頭、当時の神宮は宮域内に民家が立ち並び、現在の神聖な風景とはかけ離れたものだった。
縁あって備前屋の養嗣子となった小三郎は、当時負債が嵩んでいた家業を立て直した後、大岩芳逸、村井恒蔵ら有志と共に明治19年に財団法人「神苑会」を設立。
内宮外宮の神苑整備に始まり、二見「賓日館」、倉田山に徴古館、農業館を建設、外宮内宮を結ぶ御幸道路の整備など、一大事業を行った。
神苑会事業に並行して、小三郎は広い視野に立った近代的な都市開発にも着手。
明治23年参宮鉄道(現在のJR参宮線)の開通、明治27年山田銀行の創立、明治29年宮川電機の設立、他にも製紙業・印刷業を興すなど、伊勢の産業発展に尽力した。