■菅の井神戸須磨区にある史跡。「菅の井広場」公園の一画にある。前面道路は旧西国街道。竹筒蓋で閉じてあり、周りを柵で囲っている。案内説明盤がある。●菅原道真公が太宰府に左遷された折、風雨を避けて、船を近辺の浦に停泊した。この地の当主の前田氏が井戸水を届けたところ、道真公はご感悦し、自画像を前田氏に与えた。前田氏はその井戸を「菅の井」(すがのい)と名付け、その水で作った銘酒「菅の井」を太宰府に送るようになったと云う伝説だ。此処は山陽電鉄須磨寺駅から東にすぐと近い。小さな公園だ。西隣りには「菅公手植の松」があり「元宮長田神社」も隣接する。杜若(カキツバタ)の名所であったらしく、現在も景観を再現するかの様に植栽手入れが伺える、歩道から見ると姿の良い公園だが園内で子供が遊び回る処ではない様だ。「菅の井」から南200m余りに綱敷天満宮がある、須磨の天神さんとして親しまれている。大正8年に前田家の敷地に旧須磨警察署が建てられた際に「菅の井」は埋められた。すぐ建屋横に井戸を掘って偲ばれていたが荒廃、平成20年に公園整備に合わせて復元となった。
名前 |
菅の井 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
菅原道真ゆかりの地。
周辺は綺麗に整備されています。