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名前 |
甕原離宮國分尼寺遺址道 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.5 |
木津川市にある大野山の北側に法花寺野という集落があります。
この法花寺野という場所は、奈良時代に作られた「山背国分尼寺」の別名「法華滅罪之寺」が由来の地名ではないかと言われています。
山背国分寺は恭仁宮跡の大きな礎石のある場所にありましたけども、その女性版の尼寺がここにあったというのです。
山背国分尼寺は741年に聖武天皇が「国分寺国分尼寺建立の詔」という法令をだして作ったのですけど、建てた後は定着しなかったのか、今は国分尼寺(法華滅罪の寺)は遺物すら残っていません。
一説では山背国分尼寺は木津町の御霊神社の建材になったのではとも言われています。
その関係で、法花寺野の木津川沿いの竹藪にこの「甕原離宮國分尼寺遺址『道』」という石碑が立っています。
河原から国分尼寺に行くための道があったのだと……。
国分尼寺も甕原離宮も遺物が出土していないですから、その道があると言われても、何ともふわふわした話。
この石碑は、田んぼの畦道をくねくね曲がってマーカー地点を目指し竹藪を下ったところの十字路にあり、道ですから周辺には何もありません。
遺跡もなく景勝地でもないですから、あえて、この石碑の場所に来る必要はないように思います。