名前 |
能 杉浦 姫路教室 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
075-462-2665 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
5.0 |
昭和35年発行『味そぞろあるき』という本にこんなくだりを見つけました。
姫路の城下町は封建時代でも割合にのんびりしていたとみえて、武家の邸から謡が聞こえてくると、謡の好きな町人がのこのこと入っていってもいいし、町家の謡の席に武士が「ゆるせ」と入ってきていっしょに謡ったものだという。
(「西播の味」より)姫路城主は酒井雅楽守(うたのかみ)というだけに、城下町は謡や茶の湯、遊芸などが盛んでした。
今でも姫路城の三の丸広場では年に一度幽玄な薪能が催されています。
つまり、姫路市民には能楽好きのDNAがあると言っても過言ではないのです。
(やはり過言ですかね?)杉浦先生は、お父様の杉浦元三郎師の代より京都からはるばる姫路まで月二回お稽古をつけに来てくださっています。
お弟子さんには、お父様の代からの方もいらっしゃいます。
お稽古場は本物の能楽堂です。
私は、幸い職場が近いので、仕事が終わってから、駆け付けています。
教えていただいているのは、仕舞いと謡で、一対一でお稽古をつけてくださるので、あやふやなところがうやむやになることはなく、その意味では緊張感がありますが、先生が堪え難きを耐え、忍び難きを忍んで穏やかに辛抱強く教えてくださるので、ポンコツの私も何とか続けられています。
これからも頑張らねば。
せっかく能の伝統のある姫路に住んでいるので、能楽に興味のある人たちが増えて、姫路のお弟子さんが増えたらいいなと期待しています。