名前 |
地御前南町遺跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
このあたりは地御前町屋跡、および、地御前南町遺跡として知られており、2007年までにそれぞれ別の箇所で4回の発掘調査が行われている。
ここでピンが立っている箇所は4回目の調査の場所で、地御前小学校のプール建設に伴い実施された。
1965年、工事で掘り下げた土を置いていた場所から小学生が土器を発見したことで、最初の調査が行われた。
調査箇所はここから北に約50mほどの道路で、縄文時代前期から中期の遺物が出土した。
1986年には、ここから北に約120mほどの箇所で発掘調査が行われ、弥生時代から中世(15〜16世紀)の遺物が確認されている。
2006年には、地御前小学校の北西の隅(小林千古生誕の地の石碑の近く)で発掘調査が行われ、縄文時代後期から晩期と思われる縄文土器、少量の石器、近世の土師質土器などが出土した。
2007年には、今プールがあるあたり一帯で発掘調査が行われ、土師質土器・鉄製品・建物礎石跡など、主に中世以降の遺物が出土している。
道路を挟んで向かいの2006年の調査で発掘された縄文時代の遺物が、ここからは発見されなかったことから、このあたりは縄文時代は海岸線だったのかもしれない。
現在では遺跡がわかるものは残っていないが、古い建物や寺社仏閣もいくつか残っており、歴史に思いを馳せながら散歩するにはよい道である。