坑道へ続く道の入り口辺りの補強工事をされていました...
丹が生まれると書いて丹生(にゅう)と読む。
丹とは水銀のことである。
この地の水銀は奈良時代、東大寺の大仏を鋳造する際、使用され、室町時代には、伊勢白粉の元になり、その水銀鉱の跡が残っている。
「続日本紀」文武天皇2年(698年)の条以降、水銀鉱床の産出で知られていると書かれていました。
東大寺大仏の鍍金(メッキ)に2トンもの水銀が使われその大部分が、ここ丹生でさんしゅつされたものであったと言われているそうです。
坑道は落石があるようで、入口に柵が設けられており、中には入れません。
昭和30年代に水銀を精錬していた装置も興味深いです。
名前 |
丹生水銀鉱跡 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.9 |
西日本の中央構造線をはさんで多く産出する硫化水銀。
丹生の内帯からは赤紫色の辰砂が多く、東大寺大仏にも使われたらしい。
この北側の丹生神社間にある”水銀のたぬき掘り古道”や立梅用水の切通し、素掘トンネルもセットで見ておきたい。