その中にこんもりとした常緑古樹が生い茂る一画に鎮座...
「甕宮神社」は千代川水系と切っても切れない位置関係で周囲は豊穣な田畑が広がり、その中にこんもりとした常緑古樹が生い茂る一画に鎮座しています。
叶と数津との境界付近の平坦な土地ですから周囲のどの位置からもこんもりした様子がよく見えます。
甕(かめ)は液体を入れて煮炊きをする大切な道具ですから五穀豊穣や子孫繁栄を司る神様をお祀りしているのでしょうか。
古来より(甕宮大明神)として叶の氏神で、境内左右に常夜燈が奉納され左側は嘉永五年、右側は安政三年と刻まれています。
現存の棟札は寛文13年(1673年)9月とあり新殿造営と記録されていますから今、眼前の社殿は347年経過中という事でしょうか。
寛文13年は初代鳥取藩主池田光仲公の治世ですからこの時の社殿奉納が今も現役です。
ご立派です。
名前 |
甕宮神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
詳しい創建年代は不明だそうですが江戸時代から地域の崇敬が篤く大切にされてきた神社です本殿は銅板葺流造で江戸時代末期か明治時代以降の近年改築されているようです。