名前 |
旧陸軍調布飛行場朝日町掩体壕 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
2.5 |
Googleマップ上、確認できた位置に最接近して撮影できた朝日町掩体壕になります。
いびつなブロック塀跡に過ぎないのかもしれず、今一つこれが本物の掩体壕かは自信がありません…。
掩体壕とは、米軍による本土空襲の激化に伴い、残り少ない貴重な航空機を空襲から守り、隠しておくための格納施設であります。
私は鹿児島の出水に行ったときによく掩体壕跡を見かけていたのですが、東京にもまだ残されていたとは、と驚きを覚えました。
ただ、戦後になると軍事利用以外は室としてウドを育てるか、それこそ中ソの核ミサイルやいつか来る富士山噴火に備えたシェルターしか使い道がなさそうであり、こうなるのもやむを得ないかと思います。
武士とかが先祖代々守ってきたものではなく、その家に住まう人にとっては思い入れのない負の遺産に過ぎないでしょう。
戦争遺跡として遺すのであれば自治体や団体が買い取るしかないでしょうが…、府中市としては白糸台掩体壕にあれだけ力を注いだ以上は、余力はなく、朽ちていくだけかもしれません。
それも歴史であるし、やむを得ないのか…と無力感に苛まれます。