名前 |
真鳥日向守城跡 |
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ジャンル |
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住所 |
〒338-0832 埼玉県さいたま市桜区西堀10丁目10−11 |
評価 |
2.5 |
鎌倉時代、付近一帯は真鳥日向守が治めていたんだとか。
ここから600メートルほど離れた西堀氷川神社にも「ここも城跡だ」とする立て看板があるので、城域は随分と広かったのかもしれない。
なお、当時の城は、小高い土塁に近く、石垣などの遺構は通常存在しない。
我々が想像する様な石造りの城が登場したのは鉄砲の伝来により堅固な防御施設が必要になった安土桃山時代前後からだ。
真鳥日向守は、源頼朝に仕えた英雄畠山重忠の家臣であったとされている。
ただし、『新編武蔵風土記稿』という江戸時代の書物では、真鳥日向守は、畠山重忠よりも後年の人物であるとしており、「畠山と真鳥の領地が被っていたから、地元の人が勝手に真鳥は畠山の家臣だったと勘違いしたに違いない」云々として、これに懐疑的である。
また、江戸時代の享保年間に鴻沼(霧敷川下流域にあった沼地。
)の埋立土木事業を行った際、この土地の土塁を掘ったところ、鎧刀等が出土したという情報も載っていた。