名前 |
五領遺跡看板 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
ここにあるのは五領遺跡に関する説明版だけである。
この地の南西方向約200m付近一帯が五領遺跡跡地である。
遺構が発掘されたのは昭和29年~昭和43年にかけてで、現在の東松山市保健所付近である。
古墳時代前期の住居跡が100基以上発見された。
沢山の土器類や石器類、鉄製品類が出土し、北側に広がる沖積地で盛んに稲作が行われていたことが確認できる貴重な資料であった。
特に、実用的な土師器類は五領式土師器と命名され、静岡県の登呂遺跡以来の大発見といわれた。
急激な都市化の影響で、この貴重な遺跡跡地は宅地になり、保存されることはなく、遺跡跡地から離れた北向き斜面のここに看板が一つあるだけである。
また、この地より北東にある吉見の百穴はここの住民によって造られた可能性が高いという考え方が主流になっている。