名前 |
旬風堂書店 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
078-335-7007 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
4.3 |
私は下手な俳句やっていて、偶然通りがかったとき、旬風堂の看板が、句風堂に見えた、「俳句の店ができたん?」と何気に入った。
古本屋だった。
だけど店員は素人感満載、店長は「あっ、お客さん来たあ、どうしよ?」ってな感じで「いらっしゃ~い」「三枝かあ!」ってつっこみいれたくなるぐらいウロウロ、だけどその素人丸出しが良かった。
いっぺんに気に入った。
他にない、こんな店は。
以来度々いく、もう学生時代に金無くて読めなかった古本やら、今度5月の舞台公演のとき、楽屋で使う化粧入れの小さい鏡台(これがまあなんともいい、おそらく高名な花街の芸者さんが使っていた大正時代のもの)が骨董品として出ていたのを速効で購入、また芝居で使う小道具のあの黒電話、これも速効でピックアップ、まあなんともたのしい店やねん)それに素人丸出しの旦那が、瀬戸内の讃岐の煮干しにした片口鰯みたいなええ味出してんねん、毎日が楽しいて楽しいてみたいなお顔、久しくこんなに仕事楽しんでる男みたことないわ、客にわかるんやろな、古本屋の概念と真反対のような店(だいたい、古本屋いうたら、番台みたいな椅子に10年ぐらい使ってるような真ん中へこんだ座布団に座って、出汁で煮しめたような膝掛けかけて、番頭はんとでっちどんの昆ちゃんみたいな丸目がねかけて、「150円」と愛想ない言い方が定番の店とまるでちがう)、いってみ、三時間ぐらいすぐやで。
(あっ、あのな、情報誌月刊ぷらっとの高嶋が言うたいうのは内緒やで)行った本人が楽しいでえ。
まあ行ったら店主や旦那と話してみ、わかるわ。
内緒やで。