山の谷にひっそりと存在する神社。
山陽新幹線の線路のすぐ北側、山の谷にひっそりと存在する神社。
線路をくぐらずとも神社に通じる道があるが、二つある鳥居はいずれも線路の南側(地図上で青く池が表示される手前辺り)に立っており、県道220号線につながる箇所に参道の入り口を示す柱が立っている。
駐車場はなく、道が細いため徒歩か自転車での参拝を推奨する。
一の鳥居は大正十年、二の鳥居は文政十一年と彫られ(文政のほうが古いので、一の鳥居は後から建てられたもの)、二の鳥居に「青津八幡宮」の額が掛かっている(掛け直されたものかもしれない)。
線路をくぐり、左に続く階段を上ると少し開けた場所となり、運が良ければ(?)新幹線が轟音を立てて走り去るのを間近で見ることができる。
そこから古びた狛犬が控える階段を登りきると、正面に銅葺きの拝殿が迫り、左右に少し離れて燈籠がある。
付近に狛犬と同じように歴史を感じる燈籠(の残骸)と手水鉢があり、右奥には若宮(ともう一柱)、左奥には鳥居と稲荷社がある(珍しく鳥居が赤くない)。
この神社の最も特徴的で一考の価値があるものが本殿後方にある。
山肌に露出した岩の隙間から清水が染み出し、流れているのである(それがどうした、という方にはどうでもいいかもしれないが)。
北側の池より高いとすれば、山に蓄えられた雨水がそのまま染み出していることになる。
貴重な水源となる山や池を神域とし、みだりに汚されないよう大切に扱った大昔の人々の思いを推し量ることができる、素晴らしい場所。
名前 |
青津八幡宮 |
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ジャンル |
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電話番号 |
090-8990-3421 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.3 |
新幹線の高架を潜って行く神社。
間近で新幹線を見れます。