先人たちの知恵と技術を知ることができる。
この場所のそばの処で、水神様のお祀りをしてました。
祇園大樋のすぐ近くに備前国総社宮がありますが、手前の空地に大樋の遺構を使った大樋改修記念の碑です。
記念碑の詳細については説明板の通りです。
祇園大樋で分水された水は、ここから下流の旭川東部(左岸)の広大な平野をうるおしていて、その築造は、元禄年間に津田永忠が沖新田を開発した時、灌漑用水の確保をはかるためになされました。
ここでつくづく、津田長忠の偉大さを思い知らされます。
大樋の手前で祇園用水と段原用水は合流して一つの流れになっています。
現在樋門は6つあり、樋門内側から見ると左から順に、古田樋尻川用水東樋門・古田樋尻川用水西樋門・祇園用水樋門・後楽園用水樋門・外田溝用水樋門(すぐに後楽園用水に合流)・無名の樋門(無名の樋門からの流れはその先で中原川に合流しています。
)となっています。
各樋門はいづれも長大で、樋板をしめると内部には昼間でも光が届かず、真暗闇となるところから「地獄樋」とも呼ばれているそうです。
そういうことからでしょうか?樋門内側の中央にある仕切りの先端にある祠は水神様が祀られています。
普段は意識しないものだが、先人たちの知恵と技術を知ることができる。
説明も簡潔で読みやすく、何より実物があるためどのようなものだったか把握しやすい。
右手に駐車できそうな空き地があるが、坂を下りた狭い場所にあること、説明の看板があることなどを考えると、そばの総社宮の駐車場に停めたほうが楽。
名前 |
祇園大樋改修記念碑 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
評価 |
4.0 |
岡山の治水工事ではいつも津田永忠さんの名前が出てきます。