閑静な住宅街に突如として現れる古墳。
駐車場ない。
身近な所に古墳。
次は、埋葬品を見よう。
竪穴・横穴の2つの石室。
竪穴は盗掘され、横穴の方は何を逃れた。
もしかしたら被葬者の盗掘対策の狙い通りだったりして。
横穴式石室からは大量の副葬品が発掘され、そのうちいくつかは国の重要文化財に。
さすが愛知県の史跡。
見たことない立派な小屋で石室が護られている。
でも未盗掘だったのに天井石は無いということは、盗掘されなかったのは、単に天井崩れて埋まったおかげか。
墳丘は大きく・高い。
が、崩れて墳丘の形状はよくつかめない。
ぱっと見で古墳と見分けるのは難しい。
発掘が早かったおかげで開発を免れたと思う。
地形的には矢作川の河岸段丘の上。
昔は川に向かって視界がひらけていただろうに今はでかいマンションの谷間の雑木林。
窮屈な想いをされなさっとる。
でも壊されず、屋根もつけてもらって、恵まれてる方ですよ、とか思ってたら、看板倒れてた。
駐車場はなく近くの道路に停めますガラスケースがあって雰囲気ゼロ。
石室がガラスで覆われて完全保全されています。
飛鳥時代のようですが、どんな人達がすんでて、古墳にはどんな人が埋葬されたのかと想像を巡らすと同時に興味が湧きます。
愛知県指定史跡。
r住宅地の一角、取り残されたような林の中にあります。
雨の日はぬかるんで滑るので見学はおすすめしません。
また、専用の駐車場がないので近隣の迷惑にならないよう注意が必要です。
rrこの古墳からの出土品は国の重要文化財で、その保管のために豊田市郷土資料館が建てられたほどの史跡です。
なので郷土資料館の常設展示の須恵器、青銅鏡、勾玉などの出土物を見るところまでセットでどうぞ。
ここの出土品の器台付四連蓋杯は明らかに祭祀用デザインで猿投窯の出土物の中でもかなりカッコイイのです。
◎猿投窯についてもっと知りたい場合→みよし市歴史民族資料館(常設展示観覧無料)もおすすめ。
◎古墳時代の生活の様子を知りたい場合→安城市歴史博物館(常設展観覧料 一般200円、中学生以下無料)ジオラマ展示あり。
◎この地域の他の古墳も見たい場合→豊田市中央図書館で豊田市教育委員会編『豊田市遺跡地図』を確認。
r郷土資料館の方には発掘当時の古墳の周辺の写真も展示されていて、現在の住宅密集状態が嘘のように見渡す限り田んぼにかこまれた塚です。
何百年、下手すると千年以上こんな風景だったのがここ50年で激変したのかなとか想像するのもまた楽しい。
rそういう情報がここにないので現場と看板を見ただけではいまいち面白さが伝わりにくいのがちょっと残念です。
rr豊田市教育委員会発行の『豊田大塚古墳発掘調査報告書』(1966)の発掘日誌はすでに50年の時間を経てそれ自体歴史書のような趣を醸し出しています。
r古墳の傍らに鎮座している御嶽社、調査前は古墳の上に建っていたのを移霊式をおこなって移築してから発掘したとか発掘調査期間中に夜間警戒していた時にすわ盗掘?のようなスリリングなくだりもあったりして地味に面白かったので興味があればぜひ。
rというか電子書籍で公開してくれないかなと…著作権が切れている写真だけでも。そして看板にQRコードでリンク先を貼っておいてくれると面白さが伝わりやすいかも。
rまた、同じく豊田市教育委員会発行の『豊田大塚古墳Ⅱ』(2016)には現在のアルミフレームの保護建屋の建築の経緯も記されています。
rr豊田市教育委員会発行の『豊田大塚古墳発掘調査報告書』(1966)と『豊田大塚古墳Ⅱ』(2016)は豊田市郷土資料館と豊田市中央図書館で読むことができます。
(郷土資料館は閲覧のみ、禁帯出)
石室がガラス張りで整備されており、造営当時の様子を見学することができます(中には入れません)。
当時は矢作川流域を見渡せる良い眺めだった事でしょう。
住宅街に有り駐車に気を遣います。
遺構保存のため 覆われたガラスに反射した周りの景色で 遺構がほとんど見えません。
もっと工夫が必要です。
階段は足元に気を付けなければ危ないです。
これも要改善。
アクセスの案内表示が分かり難い。
閑静な住宅街に突如として現れる古墳。
急斜面なため雨の日はお勧めしません。
歩きやすい靴でどうぞ。
女性はスカートは避けたほうが無難。
名前 |
豊田大塚古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト |
https://apec.aichi-c.ed.jp/kyouka/shakai/kyouzai/2018/syakai/seisan/sei006.htm |
評価 |
3.3 |
石室が透明なハウスの中にあります。
野外博物館のようです。