名前 |
丸山古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
丸山古墳は、三重野公民館の位置にある小円墳(規模の小さい円形の古墳)です。
道路改修や公民館の建設などの工事によって墳丘は直径3mほどに削られてしまいました。
現在、灰石製の石棺の底部が残されています。
また、石棺の蓋がここから約30mほど南に位置する臼塚古墳の前方部に移されて残っています。
この石棺はその大半が破壊されていて、元の形をほとんど残していません。
復元すると、長さ約2.5m、幅約0.9mの舟形石棺(棺蓋と棺身をそれぞれ石をくり抜いて造った石棺)であったようです。
蓋は寄せ棟屋根の形をして、側面にへん平な四角形をした縄掛突起(埋葬時に墓穴へ石棺をつりおろす時に縄を掛ける部分)を二個ずつ、小口部にへん平楕円形の縄掛突起を一個ずつ設けています。
石棺が造られたのは、形の特徴からみて五世紀の中ごろ、臼塚古墳よりもやや新しい時代のものと考えられます。
丸山古墳はもともと直径10m前後の規模であったと思われます。