名前 |
小保公民館 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
小保公民館は、有明海沿岸道路の大川中央ICの北東800mほどの大川市小保(旧三潴郡大川町大字小保字鶴ノ入江)の旧肥後街道沿いに鎮座している小保八幡神社の境内にあります。
公民館のある小保(こぼ)、榎津(えのきづ)は、江戸時代、旧久留米藩と旧柳河藩の藩境に位置し、柳川に向かう街道につながる道筋と久留米に向かう街道につながる道筋を軸に町並みが広がり、交通の要衝として発展しました。
主要な町筋が放射状に広がり、川に向かって延びている町並みの特徴から小保・榎津の起源は中世にさかのぼると考えられています。
福岡県下で中世起源の町並みが残っているのは少なく、大変貴重な地域です。
この地区には、藩境を示す石列や江湖(堀跡)をはじめ、旧吉原家住宅、福岡県下でも珍しい武家屋敷の緒方家住宅、吉原義朗家住宅、光楽寺、法泉寺、高橋家住宅などの江戸時代後期から昭和初期にかけての町並みや質の高い伝統的建造物が残されています。
公民館のある「小保(こぼ)」という地名は、かつてあった筑後柳河藩の三潴郡(みずまぐん)小保町に由来します。
明治22年(1889年)榎津町、小保町、向島村、酒見村が合併して大川町が発足して、小保町は消滅しました。
昭和29年(1954年)大川町・三又村・川口村・大野島村・田口村・木室村が合併して大川市が発足しました。