名前 |
馬止石 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
白山神社の石垣から顔を覗かせるように馬止石はあります。
馬止石(うまどめのいし)には伝承というか怪異譚が残っております。
江戸時代初期、吉井城主の吉井氏が帰宅途中、白山宮の大石の前で馬が進まなくなった。
困っているところに女が現れ、少しの間赤ん坊を預かって欲しいと頼んできた。
真剣な頼みであったので預かることに。
すると赤ん坊はどんどん重くなっていく。
吉井氏は辛抱して抱え続けた。
やがて戻ってきた女は赤ん坊を落とさなかったことに感謝し、吉井家に強い男児が生まれると約束して消えた。
あれは幽霊だったのではないかという話は村中に広がり、お宮前の大石は、「馬止石」と呼ばれるようになった。
そして約束通り吉井家は力持ちの男児が代々続いたそうです。