美術館の向こうにあるすてきな小さなエリア。
東京国立博物館の庭園内の池の前にある茶室です。
東博本館のテラスからも池越しに正面に見ることができます。
備中松山藩や近江小室藩の藩主を務め、茶人としても知られている小堀遠州が正親町天皇の第五皇子の八条宮智仁親王から茶入れ「於大名」を下賜された際に、それを披露するために造られた茶室だそうです。
落ち着いた雰囲気の外観と目の前に池があるというロケーションの良さがこの茶室の魅力をより引き立てているように感じられました。
ちなみに、「於大名」もこの茶室と一緒に東博に寄贈されています。
ギャラリーの裏側にある美しい静かな庭園は、ギャラリーの内部から見るか、ギャラリービルの西端付近の小道を経由して訪れることができます。
小さな湖は、小さな伝統的な家屋や小屋がある奥側への小道です。
調べるのが面白い。
(原文)A beautiful and peaceful garden set behind the Gallery which can be viewed from inside the gallery or visited via a pathway around the western end of the gallery building.The is a small lake with pathways to the far side where some small traditional houses and sheds are interesting to examine.
美術館に併設された壮大な庭園は、残念ながら常に全体に開かれているわけではありません....(原文)Magnifico giardino annesso al museo,purtroppo non sempre visitabile per intero....
小堀遠州により京都伏見の六地蔵に建てられた茶室が移築されたものだそうです。
茶室としては大きな方ではないでしょうか。
中は拝観できませんでした。
元々は京都・伏見にあった小堀遠州の「きれい寂び」美学の典型を見せる洗練された茶室。
移設先の東京国立博物館の庭園は、元は同じく小堀遠州の作庭による旧・寛永寺門跡本坊庭園なので、とてもマッチして見える。
博物館に申し込めば茶会などに利用可能。
そんなに高くないらしく、そしてもの凄く使いやすいそうです。
名前 |
転合庵 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3822-1111 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.2 |
茶人の小堀遠州(1579-1647)が京都伏見に建てた茶室で、各地に移設された後、昭和38年(1963)に東京国立博物館に寄贈されています。
千利休から続く茶道本流を受け継ぎ、徳川家の茶道指南役を務めた小堀遠州が建てた茶室の現物が残されていること、素晴らしいと思います。