鯨も提供している長崎の夜の郷土料理居酒屋【立地】銅...
くじら食べ比べと刺身ちょこっと盛りを頂きました。
九州の甘い醤油で食べるのもなかなか良かったです。
すべて美味しく堪能しましたが、一人だったせいか割高になってしまいました。
クジラと地魚を含んだ刺身はどれも最高。
長崎の味を堪能できました。
きびなご大好き😍
【人生最期の食事を求めて】鮮度の高さと遭遇する長崎、春の夜。
日本のキリスト教文学の第一人者であり、小説家の遠藤周作の代表作「沈黙」を久方ぶりに再読した。
その内容は激しいキリシタン弾圧が行われた長崎を舞台に、神の存在の是非、異国での背教という耐え難い心理状況を克明に描いた、おそらく日本宗教史の闇の一端をえぐる歴史小説としても世界的に名高い。
遠藤周作的キリスト教感は、私が尊敬する内村鑑三的プロテスタンティズムは異なり、カトリック的色彩の強い独自の解釈を施し、当時の違和感はさることながら、キリシタン弾圧の史実に基づいた描写は、今の時代に読む意義においても深い。
そして、私はふと長崎に行くことを決意した。
福岡空港からJR博多駅に向かい、特急リレーかもめに乗車する。
さらに、武雄温泉駅で西九州新幹線かもめに乗り継ぎ、長崎駅に到着したのは19時30分頃だった。
見違えるように美しくなった長崎駅やそれに付随する巨大商業施設の存在を横目に、正面には急峻な坂道をなぞるように灯りと夜空の闇とが相対峙している。
市電が次々と交錯する様子を古びた歩道橋から見下ろし、長崎港から轟く汽笛の音に耳をそばだてた。
出島町付近のホテルまで歩き、すぐさま夜の街へと繰り出した。
見知らぬ街の夜の彷徨は、一抹の不安と寄る辺ない期待とが同居する。
この刺激なくして旅を楽しむことなど不可能なのだ。
祝日の夜の街はどことなく寂寞とした空気を放っているが、いざ気になる店の前に立ち止まると混雑した様子が窺い知れた。
狭い道が伸びる繁華街をひと通り歩くと、これまでにないほどの空腹に襲われた。
ともあれこの空腹を満たすためにも、出会い頭の店に入ろうと決意した。
大衆的な雰囲気が漂う長崎炉端という文字に心が踊り、すぐさま扉を開けた。
左側には炉端用のテーブルを取り囲む多くの客が談笑に華を咲かせていた。
正面に伸びる長いカウンター席には、若いサラリーマンがひとりスマートフォンをいじりながら酒を飲んでいる。
入口付近のカウンター席に座り、とりもなおさずビールを注文しながらメニューを眺めた。
賑々しい海鮮メニューの顔ぶれに心踊りながらも、何を頼むべきか迷うのも仕方ない。
ビールを運んできた男性スタッフにおすすめを尋ねると、「今日は生さばですね」と表情なく応えた。
なるほどと頷きながら、「きびなご」という聞き慣れないメニューに目が釘付けとなった。
きびなごとは、長崎県や鹿児島県でよく穫れる魚で、ニシン科に属するという。
まずは「生さば」(980円)と「きびなご」(680円)を注文し様子見することにした。
まもなくすると年若い女性スタッフがワイドな皿を持って現れた。
そのボリュームに目を奪われながらも、席を間違えて持ってきたのではないかという疑念さえ瞬時に生まれた。
「生さばときびなごの刺身です」「凄い!」と、思わずは私は口走ると年若い女性スタッフははにかみながら去っていった。
生さばもきびなごも、銀色のきらめきを身から発していて鮮度の高さは容易に察しがつく。
酢味噌に軽く浸し、きびなごを食した。
想像以上に身の引き締まった歯応えとともに、上品で蛋白な味が支配した。
そこにはニシンのような臭みは微塵もない。
なんという食べやすさであろう。
生さばも同様で鮮度の高さを見事に証明している。
呆気なくビールがなくなり、お代わりのタイミングで「ぶり大根」(880円)と「湯かけくじら」(580円)を追加した。
小説「沈黙」の中で登場する長崎に想いを巡らせた。
フランシスコ・ザビエルの来日、ポルトガルやオランダとの交流、キリスト教弾圧、そして鎖国と出島という鎖国時代の西洋との唯一の架け橋、そして被爆した街。
この国の歴史を語るうえで欠くことのできない街で食事を楽しむ贅沢を噛み締めていると、「ぶり大根」が訪れた。
再び「凄い!」と口走ると、年若い女性スタッフも再びにかみながら去っていった。
その迫力としっかりと味付けされたぶりの身に、私は慎重に箸を入れていった。
強靭な骨から丁寧に身を抉り頬張ると、あっさりとした味付けが口腔に広がった。
他方、目玉の裏側の目玉のゼラチン質を食すると、独特の触感が私の焼酎へと誘う。
「五島麦」(550円)をロックで注文し、私はただ押し黙ったままぶり大根を食べ進めた。
最後に「湯かけくじら」がやってきた。
くじら消費量日本一という県にあって、くじら料理は欠くことのできない品である。
かけぽんをふんだんに降り注ぎ、その一枚を噛み砕いた。
くじららしい噛み応えが過ぎ去ると、さっぱりとした香りが運ばれてくる。
そのくせ焼酎を欲してしまい、「五島芋」(550円)を追加で頼んだ。
結局のところ4品しか注文していないのに、海の幸の計り知れないボリュームと味わいは私を容易に飲み込み、そして満たすのだった……。
新鮮な魚をわりと安くで食べられる。
メニューも多い。
私は満足できました。
ぐるなびで予約して行きました。
老舗の居酒屋さんで、人気店と同僚からききました。
4名で飲み放題付き5000JPY/人のコースを選びました。
・いわしのオイルサーディン・牛肉のサラダ・刺身盛り・カキの殻焼き・アジフライとカキフライ・巻き寿司※記憶にある限りこれで5000JPYは安い!何といっても刺身盛りはすごい!魚の種類も多く新鮮でうまい!びっくりしました。
全部美味しかったのですが、アジフライは変わっていて食べる価値ありです。
長崎に宿泊の際にはまた利用したいです!
串焼き、刺身、鯨も提供している長崎の夜の郷土料理居酒屋【立地】銅座の中でも車通りの多い角にあり、迷わず行ける。
路面電車のある通りから2ブロックほど歩く。
【料理】刺身は安定して美味しく、おすすめできる。
初来店ならとりあえず串盛り、刺盛りとハトシがおすすめ。
そこから気になるメニューや季節ものの広げていこう。
【店内】至って普通の居酒屋。
ただし老舗特有の安心感があり、カウンターにショーケースもあり雰囲気は良い。
名前 |
長崎炉端 五人百姓 |
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ジャンル |
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電話番号 |
095-824-7454 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.8 |
鯨料理も楽しめます。
どれも量も多く、満足しました。
長崎旅行も初めでしたが、店員さんも親切に接客してくれました。