名前 |
櫻井王今穿七井戸 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
ここには井戸小屋とその横に石碑があり「櫻井王今穿七井戸」と彫られています。
この石碑にある「櫻井王」という人物は、六世紀の継体天皇の孫で、近くにある薬師山古墳の山頂には「櫻井王古蹟」という石碑も残ってますね。
この七井戸の石碑の内容は「櫻井王が今、7つの井戸を掘った」というだけの意味ですけど、櫻井王は井戸を掘った以外に何をした人物かは石碑に記されてはいません。
井戸の伝承の主役というと、大半は弘法大師なのですけど、ここ飯岡はなぜか古代の櫻井王が伝説の主役になっていますね。
とはいえ、水源の期待できない小さな丘の上に7つも水位のある井戸があるのは不思議なところ。
多分、西に見える生駒山系の標高の高い場所から流れ出た地下水脈の水が、サイフォンの原理でこの飯岡の丘に井戸として今も吹き出しているのかもしれません。