名前 |
光善寺 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
光善寺の創建年代等は不明です。
真言宗豊山派のお寺です。
上総之介光重の一子曽我上総太郎光善が創建したと伝えられています。
当寺の薬師堂は天平年間(729-749)の草創と伝えられ、行基菩薩が神亀元年(724)に制作したと伝えられる薬師如来像が安置されていたと伝えられています。
行基菩薩の説法を聴いていた際に八幡大神(飯香岡八幡宮)が腰掛けていたとされる瑞石影向石が遺されています。
境内にある安山岩製の石燈籠は、高さは約二メートルあります。
平面六角形の基壇、複弁の先小花付十二弁を刻む平面円形の基礎が見られます。
紀年銘はありませんが、細部の造形の特徴が温水春日神社(厚木市)の応永二十四年(一四一七)銘をもつ石燈籠に類似することから、形態的に室町時代前期の作とみられ、千葉県内の石燈籠では最も古いものと考えられます。
この地域から見つかる瓦は、千葉市弥三郎第3遺跡や武士廃寺、国分寺創建瓦と同范のものや、光善寺独自のものなど多様の種類があり、川焼瓦窯跡からの供給品と考えられています。
このことから光善寺廃寺の創建時期は、瓦の特徴から 国分寺より古い7世紀末から8世紀当初と思われます。