周辺のオススメ
スポンサードリンク
名前 |
JA埼玉みずほ 幸手東支店 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
0480-48-0953 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
1.0 |
1999年6月5日エアゾール最大手の株式会社ダイゾーのスプレー缶を大量に保管していた神扇スプレー倉庫の爆発火災で東に隣接する埼玉みずほ農業協同組合の倉庫が熱で煽られ類焼こそ免れたものの伝わった熱により内部に置かれていた穀類が傷み廃棄処分を余儀なくされるなどの被害が出た。
神扇スプレー倉庫爆発火災かみおうぎスプレー倉庫1999年6月5日埼玉県幸手市で爆発を伴った倉庫の大規模火災が発生した。
保管されていたスプレー缶約236万本や、ポリエチレン製管材、PET樹脂など計2900トンとされる多量の樹脂類が次々と引火し炎上した。
特にスプレー缶は成分噴射用の可燃ガスが封入されていたため爆発が発生し、倉庫・事務所約5,000m²を全焼した。
スプレー缶に封入されたエアゾールガスに引火したスプレー缶がロケット状に火炎を噴射しながら倉庫から半径1kmを超える範囲にまで飛翔し、周囲の水田等に落下・散乱した。
現場周囲は水田が主で、比較的民家が少ない地域であったため類焼等は発生しなかったものの、樹脂類の燃焼煙やスプレー封入薬剤等による臭気が広範囲に流れた事から、後日には有毒ガス吸引による消防関係者などの健康被害が懸念された。
このエアゾールは隣接する五霞町に製造工場を持つ大阪造船所エアゾール事業部が、アース製薬に委託され製造した殺虫剤『アースジェット』で、盛夏の需要期に備えて大量生産したものを納入前に一時保管していたものだった。
幸い死傷者は0人だったものの、東側に隣接する埼玉みずほ農業協同組合の倉庫が熱で煽られて外壁が破損、建物への類焼こそ免れたが、伝わった熱により内部に置かれていた穀類が傷み、廃棄処分ををなくされるなどの被害が出た。
この火災では倉庫に規定量を超えるエアゾール類が保管されていたにもかかわらず消防法に基づく許可を得ておらず、また地元消防本部への届出もされていなかったことが後日判明し、倉庫管理者が消防法違反に問われた。
更に総務省消防庁より全国各消防本部や業界団体に対して「エアゾール製品等の適正な保管について」と題する通達が発令されるに至った。
なお倉庫管理者は不起訴となった。
南俊二1882年9月〜1961年12月大阪府生まれ、投資家、実業家。
株式会社大阪造船所東洋オリーブ株式会社の初代社長。
太平洋戦争後の一時期は東洋濾紙(ADVANTECグループ)を創業した菊池寛実、大谷重工業やホテルニューオータニを創業した大谷米太郎とともに日本の三大億万長者と並び称された。
1903年旧制大阪高等商業学校、現大阪市立大学を卒業、日下部商店に入社した1904年日露戦争が勃発にともなう不況で日下部商店が倒産。
1909年南商店を創業し、穀類や肥料などの貿易などを手広く行うなどしながら、相場師として名を馳せた。
しかし株式相場では思うような結果が出せなかった。
昭和期初頭には稼業を転換し、相場師として得た資金を元手に製鉄業、鉱業、セメント製造業などに力を注いだ。
1936年大阪造船所を設立し現在に続くダイゾーグループの基礎をつくり、堅実な経営の実践に邁進したことで事業を軌道に乗せた。
太平洋戦争後は事業も安定し、投資活動にも成功したことから、巨額の富を手中にし、日本三大億万長者の一人と呼ばれた。