万葉集にも登場する市内唯一の万葉の遺跡。
水戸台地の麓には涌水が多く,南から神明水・祇園寺下湧水・お茶の水湧水・七曲坂湧水・弓道場下湧水と辿ってきましたが,弓道場下湧水から北に少し離れて,涌水群のエースとも言うべき「曝井」があります。
「萬葉曝井の森」公園の駐車場があるので,ここに車を駐めて・・・と,その公園を見つけるのが実は難事業かも知れません。
愛宕神社から住宅街の狭い狭い路地をクルクル走って,偶然見つけたのですから。
車を置く場所はありませんが,滝坂をゆっくり下っていくと,右脇に曝井の場所をすぐ発見することが出来ます。
「萬葉曝井の森」公園は,とてもいい隠れスポット(トイレもあります)の雰囲気ですが,そこから竹林の中の階段を下ったところに曝井がありました。
ここに碑がいくつかあります。
「碑文の内容:郡衙(郡役所)から東北の方,粟河(那珂川)をはさんで置かれた駅家の南,坂の中程に水量豊富で大層清らかな泉が湧き出ている。
これを曝井と言う。
付近の村に住む乙女達が夏になると大勢ここに集まってきて,賑やかに布を洗い,陽に曝し,乾かした。
」「三栗の 那賀に向える曝井の絶えず通はむ そこに妻もか」これは,万葉集巻九にある高橋虫麻呂の作とされる歌です。
当時は律令制下において租庸調を税として納めていました。
調は布地のこと。
布を水に曝すのは女性の仕事であり,とある夏の日,涌き水にひたって乙女達がたわむれつつ布を曝す姿を見て,虫麻呂は「那珂の地に向き合っている曝井の水が,絶えることがないよう通ってこよう。
そこに妻になる人がいるかもね。
(ムッシッシ)」と歌ったわけですね。
ここに来た時,万葉の昔に虫麻呂が見た乙女ならぬ,お年寄りの一団がいました。
どうやら名所巡りのツアーのようです。
恥ずかしながら,地元の自分も曝井って,実はつい昨日まで知らなかったり。
曝井は愛宕山古墳西方の湧水池で、万葉集にも登場する市内唯一の万葉の遺跡。
12月21日 久しぶりに さらし いに 行きました ちょっと 遅かったですが 竹林落ち葉が大変綺麗でした 行ったことがない方は 写真で楽しんでください また その途中であった ワン ちゃん も とりました ご主人に甘えん坊のイタリアングレーハウンド ミニチュアシュナウザーのノアちゃん ポメラニアン クリームのクー チャンとブラウンのラー ちゃん みんな楽しく散歩していました 可愛かったです。
万葉集に詠われた歴史ある湧水みたいです。
涼しげでいいですね。
もう少し雑草を処理したり水辺を清掃して手をかければ見応えが出ると思うのですが。
万葉集が記された奈良時代末期にも単身赴任があり、離れ離れになった家族を思い出さずにいられない男の悲哀を感じました。
風土記好きなので感動しました。
この場所は、染めた生地を洗い流す場所だった見たいです。
神聖な場所です!しかし深夜は変な感じがします。
1度丑三つ時に来て感じて見るのもよいかも。
東日本で唯一今に伝わる貴重な風土記にある曝井(^^)そして万葉集にも(・o・)とても静かなところで隣の滝坂から素敵な世界が見えました(^^♪気を静かにして目をつぶれば1300年前を想像できます( ´∀`)
良。
万葉集にも詠まれている湧水処。
竹林の中にあるので風情があります。
看板から40年前に荒廃気味だったここを地元の方が整備した事が伺えます。
厳。
生活の一部として存在していたものを、自然の湧水場所だからとアンタッチャブルとしては残すのはちょっと違うような。
そもそそも草が生えすぎで全景は見えない、近寄れないので、どんな形なのかよくわかりません。
また草が回りにあることが、必ずしも水を綺麗になるわけではないと思うのですか。
万葉集にも歌われた歴史のある湧水愛宕山古墳の北側に位置し昼間でも木々で鬱蒼としている残念ながら駐車場が無いため保和苑や愛宕山古墳を含めた散策コースにいいかも。
名前 |
水戸の景観30選(22)萬葉曝井(さらしい)の森 |
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ジャンル |
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電話番号 |
029-224-1111 |
住所 |
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評価 |
3.5 |
かなり古くからの歴史がある湧水地。