名前 |
聖一国師堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
説明書よりーーー聖一国師と国師堂聖一国師(一二〇二〜一二八〇)は、私たちの郷土静岡市栃沢に生まれ、静岡茶の始祖として知られています。
国師は、日本と中国の著明な寺で修行を積んだのち京都五山の一つ東福寺の開山となり僧侶として最高の栄誉である「国師」の号を日本で最初に贈られた高僧です。
また、一九三〇年(昭和五年)には昭和天皇から「神光」の追号を賜わりました。
国師の功績は多大で、中国(当時の宋)から茶の種子や麺類、人形などの技術を持ち帰り我が国に伝えて、日本の産業と文化の進歩のために大いに貢献しました。
今日、お茶の静岡と云われる静岡茶の起源は国師が中国から持ち帰った茶の実を静岡市の足久保に植えたのが始りです。
一九五四年(昭和二十九年)聖一国師が初めて仏門に入った久能寺に近い、ここ狐ヶ崎(当時の狐ヶ崎遊園地)の御堂に、国師の高徳を称え、偉大な功績に感謝して後世にその遺徳を伝えようと国師真像を安置して開眼の儀を行いました。
以来、この御堂を聖一国師堂と呼び毎年春秋の一回供養・法要を行ってその遺徳を偲んでいます。