名前 |
東福寺神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.6 |
東福寺神社は旧東福寺村の村社で、近隣の諸集落の鎮守として尊崇を集めてきました。
もともとは、ここには中組集落の鎮守の池田神社がありました。
その境内に合併してひとつの村を構成することになった4集落の神社、南宮神社、池田社、鹿島神社、諏訪神社を合祀して、東福寺神社としたのです。
村名の「東福寺」の由来は、1000年以上前、この地に七堂伽藍を備えた東福寺という大寺院があったことによるものです。
オリンピック公園の建設にともなう南宮遺跡の発掘調査などによって、史料の伝説は裏づけられました。
つまり、現在の神域はかつては寺院の聖域だったのです。
南長野運動公園となった場所の地主神で、その意味では運動公園とその利用者の守護神と言ってもいいでしょう。
公園では多様なスポーツがおこなわれています。
ゲームの勝利を祈願することもできますが、神様は公平なので、勝利は自分の力と努力でつかんでください。
それよりも、スポーツでの健康安全と心の平穏=実力の発揮を祈る神様として、ぜひ参拝してください。
ところで、東福寺境内にあった観音堂は、幾多の変遷を経て、今は東区という地区の東福寺観音堂として受け継がれています。
現在、境内の南端には樹齢600年以上の大ケヤキが立っていますが、その幹は落雷で焼け焦げて空洞になってしまったのです。
今は、根株の上にはコンクリートで補修してあって、腐朽の進行を防いでいます。
私の子どもの頃には、その空洞に入って遊びながら、真っ黒に焼け焦げた幹外被の内側を眺め見上げたものです。