名前 |
妙行院 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
3.0 |
ご本尊「頬焼地蔵」で有名。
昔は横川の般若谷にあったという。
殺生禁断のはずの比叡山中で密猟をしていた猟師の賀能が俄雨にあい、般若谷の地蔵堂で雨宿りをするとお堂の屋根に穴がありお地蔵様がずぶ濡れ。
賀能は自分が被っていた笠をお地蔵様に被せてやった。
何年か後に賀能は病にかかり息をひきとるが、野辺送りの途中で息を吹き返す。
そして語ったことは、彼は殺生戒に違えた罪で地獄に落とされいまや火の海に投げ込まれる寸前に一人の僧が現れて身を呈して賀能を救う。
そのために僧の顔と半身が焼け爛れてしまう。
僧は「私は般若谷の地蔵だ。
お前は濡れた私に笠を被せてくれた。
その善根に報いるためにやって来た」というなり、賀能はこの世に戻ってきたという。
人々が般若谷の地蔵堂に走り扉を開けると、お地蔵様の顔と身体の半身が焼け爛れていた。
そのお地蔵様はいまは坂本に降りてこられて、こちらのご本尊になっていらっしゃる。