こじんまりとしていて、歴史を感じます。
昨日は京都市芸術センターの主催でTTT、トラディショナルシアタートレーニングといった会を観賞しました。
毎年8月初めに開催されます。
伝統芸能各分野から(狂言、能、日本舞踊、鼓、笛、能囃子)今年は落語が加わりました。
海外、日本の希望者が20日間毎日稽古してその仕上げを大江能楽堂でされているのですが過去3年間はコロナで中断したのですが今年は再開されました。
各講座の先生方のご苦労は大変です。
各演目の最後で先生方の舞台が見せて頂けるので楽しみです。
チェロの演奏会で訪れました。
演奏前に持ち主の奥様から建物について説明があり、明治41年に建てられ、戦時中に取り壊される予定であったのが終戦日と重なり免れたとお話がありました。
街の中に突如現れる趣きある建物です。
思わず通り過ぎてしまいそうな外観…本当にここ?と思う位小さいのですが中は立派な能楽堂です。
椅子席も有りますが殆ど座布団席…お尻が痛い…
通常は能の上演に限られる当能楽堂ですが、昨日は筑前琵琶の演奏会が行われました。
音楽ホールとは一味違う、静寂とも幽玄とも顕される、語りと弦の響きに満たされました。
能を初体験してきました。
どこからも見易い劇場です。
イスやベンチ席とお座布団に座って見る席と色々選べるのが新鮮でした。
暖房はヒーターだけなのかな?ヒーターから遠いと寒いので膝掛けなどを持って行かれるといいと思います。
京都で一番古い能楽堂だそうです。
見所は椅子席もありますが多くは座敷です。
椅子は舞台に近い所と一番奥と、二階にあるので、座敷の方がいい距離感で見ることができると思います。
足が痛くないならば、座敷でみるのをオススメします。
休憩中は御手洗いに行列ができるので、ご注意ください。
一年に4回、大江定期能がこの能楽堂で行われます。
9月には夜能として夕方から一曲、能楽を雰囲気たっぷりのなか観ることができます。
夜能以外は二曲、演能されます。
観世会館で行われる能楽は四曲ほどあって疲れてきますので、初心者や手軽に能楽を楽しみたい時にオススメです。
全席自由席ですが、座敷で大丈夫なら2階席の正面の場所が見やすいと思います。
舞台に意外と近く、全体を見渡すことができます。
食事も見所(観客席)外側の廊下に椅子とテーブルがあって、ほうじ茶も用意させています。
ほとんどの能楽堂は屋内にありますが、此処は建設当時は屋外にあったのを、屋根を葺き屋内型にした形を残しています。
鏡板の老松も独特の美しさ。
今日は夜能で月見の飾り照明が美しかった。
今日の能は松風。
絶品。
名前 |
大江能楽堂 |
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ジャンル |
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電話番号 |
075-231-7620 |
住所 |
〒604-0955 京都府京都市中京区押小路通柳馬場東入橘町646 |
関連サイト | |
評価 |
4.2 |
修学旅行で訪問。
初めての学生も引き込まれる本物の演舞。
建物も上演も素晴らしい。