高安寺墓地前の参道を往くと秀郷稲荷大明神に出る。
弁慶硯の井戸は、壇ノ浦の合戦で平家を滅亡させた後、源頼朝の怒りにより鎌倉入りを許されなかった源義経・弁慶らが、当地で赦免祈願のため大般若経を写経した地であったといい、谷保村の安楽寺が所蔵する大般若経も当寺が所有していたもの(新編武蔵風土記稿)とのことです。
とにかく、歴史を感じさせられる井戸です。
高安寺墓地前の参道を往くと秀郷稲荷大明神に出る。
その脇の坂道を下りると、手つかずの雑木林の中に四阿と井戸がある。
弁慶が赦免祈願のために大般若経を書き写した時に、この井戸の水を使ったと伝わります。
弁慶といえば、京・五条大橋で義経と出会った折、長刀を持った怪力無双の僧侶といったイメージが強いが、書もたしなんだことをこの井戸が伝えています。
頃は12世紀末、約850年前のことです。
この井戸がその頃からあったことに感慨深いものが湧き、四阿でしばし腰掛けていました。
静けさが身にしみます。
稲荷脇の坂は木の根が張り出したりしています。
来訪の際は充分に気を付けて下さい。
弁慶硯の井戸。
てらのなかにあります。
秀郷稲荷大明神の社の横を通って、木の根が入り組んだ階段状の不整地斜面を降りると、井戸と四阿が現れます。
何となく栄枯盛衰を感じるような場所でした。
高安寺保育園正面の雑木林の中にあり、秀郷稲荷大明神の脇から降りられる。
井戸に降りる道が急傾斜なので注意が必要。
井戸自体は蓋がされており、説明板もないのでわざわざ見に行くほどではない。
名前 |
弁慶硯の井戸 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
保育園横の通路を入ったお寺の敷地内にあります。
見学者専用の駐車場および駐車可能なスペースはありません。
自転車やバイクは何とか停められますが、駐輪場としてのスペースはありません。
近くに保育園があるので、通行時は要徐行または押して歩いた方がいいです。
井戸のある場所への入場は自由ですが、夕方以降は暗くて勾配も急なので危ないです。