過疎集落にある神社ということで思わず廃神社?と思わせる雰囲気が漂っていますが、武将が愛した名馬「摺墨」と深く関係する歴史の古い神社です。
「伊香郡誌」によると、寿永2年(1183年)、木曾義仲が京都を奪ったとき、摂政藤原基通は摺見村(現在の長浜市余呉町摺墨)の水上神社に武運長久を祈り名馬「摺墨」を得て源頼朝に献上したと云う。
また、源頼朝が宇治川合戦の際、家臣梶原景季に与えた名馬摺墨(磨墨)は摺墨村の産という」とある。
その祈願した神社が、当社だそうです。
【御祭神】正勝吾勝々速日天之忍穂耳命 天之穂日能命 天津日子根命 活津日子根命 熊野久須毘能命 多記理毘賣能命 市寸島日賣能命 多喜津毘賣能命 【配祀神】天之狭土命 国之狭土命 天之狭霧命 国之狭霧命 天之闇戸命 大戸惑子命 大戸惑部命(滋賀県神社庁のデータより)ちなみに、神様の名前でも長い名前と言われる正勝吾勝々速日天之忍穂耳命はアマテラスの子でありニニギの父にあたる神様です。
また東近江市(旧八日市)にある太郎坊宮の御祭神と同じであり、勝負運の神様として人気のある神様だったりします。
なお私の父方の祖母が木曾義仲の家臣の子孫なので、敵人襲来と思われたのか、カラスに、もの凄い勢いで突き殺されるのかと恐怖を感じるほどに鳴き声が鳴り止みませんでした。
相性最悪の神社というものがあるのですね(^_^;)競馬好きの方で、もし万馬券が当たったのなら当社に寄付してあげてみても良いのではないだろうかと思う神社でもありました。
駐車場はありませんので、神社手前の滋賀県立大学の施設の邪魔にならない場所に停めるしかないようです。
なお除雪器械等が多く置かれているので積雪のある期間は避けた方が良さそうです。
名前 |
水上神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.0 |
舗装された道路からだと見逃してしまうこともありそうです。