名前 |
山伏堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
峠の頂上に小祠があり、以前から気になっていた。
よく調べると伝説がこのお地蔵さんにはありました。
永正7年(1510)11月氏名は不明であるが山伏姿に身を変じてこの里に来た旅人があった。
その人の父はある男に殺害されたので仇を討とうと山伏姿となって諸国を巡り来て、ついにこの地に敵のいることを聞き知り、ひそかにこの峠の樹かげに隠れて敵討の機会を待った。
待つこと十日、ついに敵にめぐり会い首尾よく本懐を遂げてそのまま死骸を棄て置いて立ち去ったのである。
村人はこれを憐れみ、死体を丁寧に葬り一宇を建て地蔵を安置してその霊を弔ったという。
この伝説により山伏堂地蔵といい厚く信仰されている。
お地蔵さんは何の変哲もないが、銘に「永正七天十一月十五」とある。