二ツ御堂(阿弥陀堂) / / / .
奥州藤原氏、藤原秀衡とその愛妾が1125年頃に建立したとされる二つのお堂のうちの一つ。
京に出向いている秀衡が病死したとの誤報を受けた愛妾が、秀衡の菩提を弔うために建てたのがこちらの阿弥陀堂。
お向かいにある薬師堂は、その後この地を訪れた秀衡が、愛妾の建てた阿弥陀堂に感銘を受けて建てたものです。
名前 |
二ツ御堂(阿弥陀堂) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
平安時代、京で病気を患う奥州平泉の城主 藤原秀衛に会うため、秀衛の愛妾がはるばる奥州から京に向かう途中、この若林の地で秀衛の訃報に接しました。
落胆した彼女は草庵を構えて秀衛の供養を続けていましたが、やがて自分の命も尽きてしまいました。
この草庵ゆかりのお堂が、道の北側の阿弥陀堂如来を祀る「阿弥陀堂」ですしかし実際には秀衛の病気は癒えて故郷へ帰る道中、この地に差し掛かって愛妾の自分への思いを知り、小さなお堂を建てて彼女を手厚く供養しました。
それが道の南側の薬師如来を祀る「薬師堂」です。