名前 |
井上井月句碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.0 |
井上井月(1822/文政5年~1887/明治20年2月16日)は、越後に生まれ、酒好きで上伊那地方を中心に南信州で放浪生活を送りながら作品を詠んだ俳人だ。
石川淳が「諸国畸人伝」に「われわれの井月は、そのさすらひのすがたを伊那谷にあらはしたとき、はじめてこの世にうまれたとおもつておけばよい。
」と書き、また「このトボトボのグツグツは、昼でも行きあたりに伏し、夜は野宿もする。
シラミはたかり、ヒゼンは病む。
酒は好んだが、すぐ泥酔して、寝小便さへする。
どこに行つても鼻つまみの、きらはれものであつた。
」と書く。
その井月の句碑「降るとまで人には見せて花曇 井月」(ふるとまでひとにはみせてはなぐもり)が、「宝積山光前寺」鐘楼の左手奥に1988(昭和63)年4月に建立された。