名前 |
国士舘柴田会舘 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3487-1915 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.0 |
国士舘創立者、柴田徳次郎先生の功績を称えて建設されたもの。
同窓会本部や史料室などがある。
創立者はとても貧しかった。
福岡の実家が、借金の保証人になっていた関係で、差し押さえられてしまったため。
それでも勉強しなさい、という家族の声に背中を押されて単身上京。
牛乳配達など大変な苦労をしながら、旧制の早大に学んだ。
牛乳配達の際、坂道を登り上がったが、眠気で牛乳を詰んだ荷車を、後退させてしまったこともあった。
しかし、牛乳の勧誘に行って、同郷の頭山満氏と出会ったことが、後の国士舘創立へとつながっていく。
まさに運命の出会いを果たした。
その後、頭山満氏、渋沢栄一氏、徳富蘇峰氏らの支援を受け、大正6年秋に国士舘を創立した。
柴田青年弱冠26才。
第一次大戦後の浮ついた社会風潮を改良し、国家と人のために尽くす人材、即ち国士を養成することを目的とした。
吉田松陰の精神を範とする国士舘は、大正8年には、松陰神社の隣に学舎を建設し(大講堂)、総合学園へと歩み始めた。
無一文だった柴田青年の、国をよくしたいという熱い思いが、当時の有力者らの心を突き動かした。
国士舘は、カネや地位で作ったのではなく、魂で作った学校なのである。