三股に分かれるが、上では繋がっています。
千葉県の有形文化財(彫刻)に指定されている日光寺所有の木造聖観音立像があり、像高は332cmで木造では県内最大の仏像です。
仏像彫刻では珍しいサクラ材を使用した一木造で、薄くとのこが塗られており、彫眼で、体部の背板は失われていますが、頭部から地付まで内刳が施されています。
両腕は肩で矧はぎ付け、左ひじから先を更に矧ぎ付けています。
顔については、目尻の上がった厳かな顔立ちをしており、平安時代初期から中期の定朝様式以前の作風がみられます。
胸から腹部、腰にかけての体幹部の表現は抑揚を強調していおり、胸飾りは連珠文と列弁文の紐の正面に花紋と瓔珞が付き、臂釧は脇に胸飾り同様の花文がつき、リボン状の紐の尾が臂に巻き付く華麗なもので、裳の一段折り返した衣の襞の処理は装飾的です。
このような特徴から、平安時代初期彫刻の名残とされ、平安時代中期の作品であることがわかり、房総の地方色を表している仏像です。
日光寺境内に駐車し、日光寺~風戸聖観音~熊野神社の順に参拝しました。
周辺道路は狭いです。
名前 |
風戸聖観音 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
鶴峯八旛宮の途次、看板を見て立ち寄り斜面下で、日光寺 熊野神社 と、三股に分かれるが、上では繋がっています。
桜の木を使った一木造の木造聖観音立像。