名前 |
社宮司神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
願応寺のお堂の裏手には社宮司神社があります。
神仏混交の江戸時代には、願応寺と一体となっていて、いくつも堂宇・社殿が並び、壮観だったのではないでしょうか。
祭神は天照皇太神と豊受大神で、ご神体は宝剣だとか。
ところで、「しゃぐうじ」という神社名称は珍妙ですが、これとよく似た名称の神社や祠は本州各地にあるようです。
たとえば「おしゃごじ様」「御左口みさぐち様」という祠は妻籠宿の南端、尾又地区の山裾に祀ってあります。
「しゃぐじ」「さぐじ」「さくじ」「しゃご」「しょご」などいう地方ごとに訛った名称だとか。
信州では、南安曇を除いた中南信、木曾路、佐久地方にそういう社祠が多数あるようです。
その霊験にはさまざまな解釈が流布していると言いますが、私の勝手な憶測では、だいたい集落の端や街道の合流分岐点にあって、村落や農耕地の開拓建設の出発点(原点)として記念されて建立されたのではないかと思います。