名前 |
宇都宮神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
作原町宇都宮神社主祭神 大己貴命 三穂津姫命配祀神 天照皇大神 八坂大神境内社 熊野神社 稲荷神社 疱瘡神社 白抜神社 白岩神社 秋葉神社由緒作原町宇都宮神社は、建武(南朝)二年(1335)九月九日、従五位下安房守廣網佐野小太郎が宇都宮の二荒山神社より勧請して創建しました。
往古は獅子臼大明神と稱し、本村を御神村といいました。
其後宇都宮神社と稱し、安永二年(1773)三月朔日神祇管領長より慈現の尊號賜はり宇都宮慈現大明神と改稱しました。
文化二年(1805)村民再ひ本殿を改造し其結構頗る壯觀を呈するに至りました。
明治五年(1872)村社に定められました。
本社は一等里道の左傍本大字中央字岡庭の平坦の地に鎭座し東南向にあり西北は連山蜿々として蓬莱山の故城趾に連り東南は開豁民家所々に點綴し野上川は其間を環流して田畝に灌漑せり春花の曙秋山の紅葉山野に滿つる時文人墨士蓬莱泉山の名勝古蹟を探訪するもの必す杖を本社に曳く(明治三十五年「下野神社沿革誌」より)社殿右後方に末社殿があり、左から疱瘡神、稲荷神社、天照皇太神、八坂神社、熊野神社が祀られています。
更にその右側の斜面に末社石祠が二基あり、手前が秋葉神社、奥が臼抜山神社です。
拝殿の屋根には、金の鯱さんと金の狛犬さんが張り付いています。
鯱(しゃちほこ)は、姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物です。
金色の鯱のことを特に金鯱といいます。
大棟の両端に取り付け、鬼瓦同様守り神とされました。
建物が火事の際には水を噴き出して火を消すという伝説もあります。
お城などに見られる鯱瓦は、棟から突起した心棒と呼ばれる棒に突き刺し、補強材を付けて固定され、本来の目的は避雷です。
(Wik参照)天狗「臼ぬき様」(臼抜山神社)宇都宮神社の臼ぬき様は天狗で、お産の神様。
臼ぬき様に安産祈願して叶ったら、お礼に一臼の餅を一重ねにして奉納する。
その餅は妊婦などに分けると良い。
(國學院大學民俗学研究会「民俗採訪」参照)