名前 |
蝦夷穴古墳 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.3 |
タイムスリップした感覚に成れるかも?県指定史跡 蝦夷穴古墳指定年月日 昭和33年8月1日所在地 須賀川市和田字蝦夷穴六所有者 円谷ミサオこの古墳は現在、墳丘の裾部が削平されているため当時の形をとどめていませんが、復元すれば直径約36メートル、高さ約4~5メートルの円墳で、七世紀前半に築造されたものです。
死者を埋葬する横穴式石室は、墳丘の南側に開口(当時は埋葬後閉じる)しており、入口から石室の奥壁まで約11メートルもあり、東北地方では最大級のものです。
石材は安山岩質凝灰岩で、奥壁の一枚と天井石の二枚は特に巨大で、当時の土木技術の水準が非常に高かったことがわかります。
石室内からは、当時の権力者の象徴の一つである金銅製頭椎大刀をはじめ、馬具類など多数の副葬品が明治時代の発掘により発見されたことから、当地方を支配していた有力な豪族の墓であったと考えられます。
なお、出土品は現在、東京国立博物館に保管されています。
平成元年7月4日建立 須賀川市教育委員会。